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やっぱり鳩が好き

行方不明になっていたWord原稿が見つかったのでうれすぃ^^
デッキ造りが進行せずネタがないのでかわりにコレを載せます。
     月刊オールバード2007年11月号(No.248)に掲載された原稿より。
                   写真2枚追加、一部訂正改稿

   < やっぱり鳩が好き >
最近オールバード誌では鳩類がたびたび取り上げられ嬉しく思っています。
先月号の「鳥好き百科」もドバトの話題でした。

そのへんにワラワラいるドバトは普通は風景の一部のように気にもとめられないか、あるいは糞害をなす厄介者扱いさえされていますが元はといえば人間に飼われていた伝書鳩たちの末裔です。
通信手段が未発達だった時代には大切にされ、その後実用がされなくなってからも私が子供の頃は伝書鳩を飼うのがブームであった時代でした。
多数の鳩を飛ばしては夕方には自分で小屋に帰ってくる、そういう飼い方を我家も含め多くの人がしていたものです。

しかし住宅事情がそれを許さない時代になり鳩の飼育をほとんどの人が止めてしまいましたが、ではあのたくさんの鳩たちはどうしたのでしょうか。
私の実家でもそうでしたが鳩小屋は撤去され、鳩たちは野良となったのです。

       鳩の群れ(1)
あれから四十年弱を経て、いま私の家の庭に餌を食べに来ているドバトたち(写真1)は彼らの子孫というわけです。
彼らを毎日観察していると足環をしたものが3羽程おり、純白に近い美しいものが4羽と、明らかにドイツ鳩の顔をしたものたちまでいます。
レースあるいは訓練中に帰還できなくなったレース鳩などとその子孫なのでしょう。
こういった鳩もドバトの群れには結構入っているように思います。

私は現在、色々なインコやフィンチを飼育していますが、なかでも中型インコが好きな理由は鳩サイズが基準として頭にあるからだと思います。
鳩の飼育は無理と諦めていた頃、とにかく鳩に似た鳥をという考えでまずオカメインコを飼いました。
似とらんじゃないかというツッコミもあるかと思いますが、白いオカメは手品で使う鳩に似て思えましたし、実際そのオカメたちからヒナが取れた時には感動しました。

肉色の体にまばらな産毛、餌が一杯に詰って「まんじゅう」状になったソノウ、綿毛に覆われる時期がなく裸の肌からいきなりウニの針のような筆毛が出る、手にのせるとねっとりとしてズシリと重いそのヒナは鳩の雛を思い出させました。

その後、ナナクサ、アカクサ、ミカヅキ、テンニョなどの鳩サイズのインコに手を出してきましたが、こんなのを飼えるんだったらレース鳩のように飛ばして訓練しなくていい鑑賞鳩なら飼えるのではないかと気付きました。

しかし入手しようとなったら難しいものでインコ類のようにペットショップに流通しておらず、とりあえず小鳥扱いで売られていたウスユキバト(写真2)を飼いました。
       薄雪鳩ノーマル(2)

鑑賞鳩が入手できたのはインターネットをはじめて数年経ってからです。
ネットオークションでレース鳩に混じってたまに出品されてきますし、ネット掲示板で知り合った人が譲ってくださったりして数種類ですが現在は飼育がかないました。
いくらでも飼いたいですがやはり場所を取るのでフィンチのようにはいきませんが殖やしていきたいと思っています。

我家の鳩紹介その1 ジュズカケバトギンバト (写真3)

いわずと知れた手品に使う小型の鳩です。
       銀ジュズ(3)

これはネットで里親探しをしていた方から入手した手乗りの2羽です。
よく慣れていて、こんな可愛い鳩をなぜ元飼い主は飼い始めてすぐ手放すのか不思議でしたが、理由はすぐに判明しました。

2羽のみで飼われていたためか♂同士でも非常に仲が良く、お互いに求愛鳴きをするのです。
さらにこの鳩は真夜中でも気が向くと鳴きます。
音量が大きいわけでもないのに回折が大きいというのか、とにかくどこにでも響く声で鳴き続けます。

うるさいと感じるかどうかは人によりますし、私は外飼いですから気にしませんが、元飼い主の若い女性は都会のマンションに一人暮らしであり飼い切れなかったのでしょう。
♀なら大人しくて良かったと思います。

この不毛なホモペアに嫁を2羽買ってやりましたが、一度ペアになったら例え同性同士でも添い遂げる気らしく、♀には見向きもせず♂同士で架空の卵を交互に抱卵して今日に至ります。

その2 スパニッシュジャコビン (写真4)

この鳩を「ジャコピン」と呼ぶ人が多いですが、ガチャピンか何かとごっちゃになってませんか?スペルは「JACOBIN」なのですからヒに点々です。
日本でジャコビンの名で流通しているのはこの『スパニッシュジャコビン』だそうです。
本当の『ジャコビン』というのは海外サイトのショーの写真などで見る、頭を全部隠してまだ余りあるような襟巻きの毛が長いものです。飼っている人はいるのでしょうがほとんど流通しないどころか表に出てきません。

  白ジャコ(4)   ジャコビン雛(5)

白いスパニッシュジャコビンはネットで仲良くなった人からいただきました。
よく繁殖しますが貰い手探しに苦労するのであまり殖やせません。
セキセイインコなら近所の人でも欲しいという人は結構いますが、鳩は気軽に貰ってはくれません。
ところでこの鳩の襟巻ですが、首の羽毛が上下に分かれてカールして出来ていると私は思っていました。
ヒナ(写真5)が生まれ、生えて来た筆毛を見てはじめて知りましたが羽衣セキセイの梵天のような放射状の花が首の左右に1個ずつと、後頭部に1個、計3個から襟巻は成っているのでした。

最近になって黒いスパニッシュジャコビン(写真6)を福島県のかたより入手しました。
       黒ジャコビン(6)
2代前に本当のジャコビンが入っており襟巻が大きめ、写真が上手く撮れませんでしたがスラリとして直立ぎみの立ち姿勢はとてもエレガントです。


その3 ウスユキバト

セキセイサイズの小型鳩。我家にはノーマル、腰白シルバー、シナモンがいます。
環境になじめばよく繁殖します。華奢な外観のわりに丈夫で病気知らず。
尾羽を開いてお辞儀するオスの求愛ディスプレイは可愛く、鳴き声も優しいです。
ヒナ(写真7)は産まれたてでも結構しっかりしていて、セキセイのヒナみたいにクニャクニャしていない。皮膚が厚いかんじです。

  薄雪鳩孵化(7)   薄雪鳩手乗り(8)

挿し餌で育てたら手乗り(写真8)になるかもしれませんが、フィンチのように口を開けて餌をねだらず、かといってインコのようにスプーンから食べてもくれませんから挿し餌にはテクが要るかもしれません。
鳩雛は親の喉の奥にクチバシを突っ込んで餌を食べるのが本来のやり方だからです。
また鳩雛のクチバシは柔らかいのでこじあけようとするとグニャとなります。

その4 ファンテール (写真9)

良いファンテールであるほど、素人から見るとおかしな形です。
普通の鳩より枚数の多い尾羽を円状に全開し、お尻を持ち上げ尾は上を向きます。
胸は大きく膨らみそっくりかえった姿勢で爪先立ち。

       ファンテール(9)

気合いが入れば入るほどこの姿勢が過剰になり変な形になる鳩です。
真正面から見ると頭が見えず、見えない頭にさらに尾羽が乗っかってくる・・・
それでも気を抜いて日光浴をしている時などは尾羽をだらっと降ろし頭も下げて、その時はちょっとずんぐりめの鳩という感じで普通なのがおかしいです。

飛ぶのは下手で歩き方もドンくさい愛すべき鳩です。
尾羽が邪魔で受精率があまりよくないと聞いたことがあります。
我家ではまだ繁殖させていませんが、そのうちにと思っています。

その5 フリルバック (写真10)

この鳩は長野県上伊那郡のキットウさんより購入しました。
ヒナ(写真11)が生まれ先月巣立ちました。
このフリルバックという鳩はずっと以前から欲しくて欲しくて探していたものです。胸が豊かでふっくらとした思っていたより大型な鳩です。

フリルバック(10)   フリルバック雛(11)

普通の鳩は手に持つと翼の羽がカパカパした感触ですが、この鳩の翼の巻き毛はしっとりフワフワな何とも良い手触りです。
羽軸が柔らかいのです。
ダウンが柔らかいのは当たり前ですが、この鳩の抜け落ちたフェザーは錦華鳥が巣材に持って行きたがるほどソフトです。
意外と活動的でよく飛びますが気性は優しく、とにかく大好きな鳩なので殖やしていきたいです。

その6 チョウショウバト (写真12)

       長嘯鳩(12)

漢字で長嘯鳩と書きますが「嘯」とは、口をすぼめて声を出す、長く声を引いて歌う、という意味の字です。
タイではこの鳩をカゴに入れて高い柱に吊し鳴き声を競わせるらしいです。
なるほど声は確かに美しく、ポーポポポーと優しい声で長い旋律を歌います。

ウスユキバトがセキセイサイズならチョウショウバトは大型セキセイ位でしょうか。
でもセキセイと違って頭が小さいので細く見えますが、握ると見た目よりもずっと肉付きの良いしっかりした体をしています。
何年か前まではネットで売っているのをたまに見たのですが、鳥インフルエンザ騒動以来パッタリと見ません。輸入されなくなったと思います。
なのでこの鳩も頑張ってもっと殖やしていきたいものです。

繁殖モードになると♂は♀を追い掛けて床を歩き回りウスユキバトに似たディスプレイをしながらよく鳴きます。
巣材になるようなワラなどを撒いておくとそれをくわえてやたらと歩き回りますが、この行動が繁殖モードを盛り上げるようです。
しかしその巣材を巣に運んだためしがありません。巣作りは上手でないように思います(写真13)。

   長嘯鳩巣皿(13)   長嘯鳩親子(14)
ヒナの成長はとても早いですが、ヒナが巣立ち後も両親がぴったり寄り添って守っている様は実に愛らしく微笑ましいです(写真14)。


その7 ハンガリアン・ジャイアント・ハウスピジョン (写真15)

       ハンガリアン(15)
いちばん最近入手した鳩で、この鳩もキットウさんからです。
名前どおり体は大きいですがおとなしい性格であまり活動的でもないようです。
脚毛がとても長いので、これを美しく保ったまま飼いたいと気を遣っていますがすぐ汚れます。

若いのでまだ♂が男らしくなってきていませんが、二世誕生を期待しています。その時には脚毛はカットしたほうが抱卵には良いと思います。
こんな大きい鳩を、いちど手乗りにして抱っこして撫でてみたい。
普通は鳩パンチを喰らいますし無理に抱くと蹴られて引っ掻きキズが出来ますのでヒナから挿し餌してみたいです。

   だっこ追加画像1 足毛追加画像2
  (*その後めでたく二世が誕生し、手乗りにして抱っこでき夢がかないました)

鳩は良いです。
丈夫で飼いやすく叫んだりせず大人しいですし、体が大きくても破壊力はなくインコのように禽舎の柱や金網を齧らないです。
体が重いのですぐ飛び立てず簡単に手で捕まえられますし、もちろん噛み付いたりもしません。

愛情深くて優しいです。
鳩は平和の象徴と昔はよく言ったものです。なぜかあまり人気がないのが残念なことです。
もっとたくさんの人に飼ってほしいと願っています。     
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