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鳩ヒナの人工給餌1

 ※この記事は主に2008年7月27日の記事の再録です※

ハトのヒナにどんな挿し餌をどんなふうにやってるの?
と尋ねられる事がままあるので私のやりかたを書いてみます。
ウスユキバトじゃなく大きいサイズの普通の鳩の場合です)


生まれて数日間は「ハト乳」=ピジョンミルクと呼ばれるものを親が吐き戻して与えることが知られています。
これは食物を消化したものでなく、ソノウ粘膜が剥がれるんだったか?とにかくそういう物で、タンパク質と脂質に富んでおり親からの抗体もこれにより得るなどと言われています。
なので孵化したてのヒナに人が挿餌を与えても抗体が得られず育たない、と言われているのですが、私は抗体なんてのがあるのなら卵として産まれたときにすでにもらっていると思えます。しかし本当に育てられないのかどうか試した事がないのでわかりません。
(2010.10.08追記:初生雛からの育雛は可能です!が特別な方法でやる必要があります)



ここでは孵化後最低でも5日くらいまで親に育てられたヒナの育て方(挿し餌法)を書きます。
筆毛がまだ伸びてないくらいの小さいヒナのうちはインコ用のパウダーフード(ケイティ・エグザクト)をフィーディングニードルかチューブでソノウに注入します。


ハトヒナは自分から口を開けませんから優しくこじ開けてチューブを上顎に沿ってソノウまで入れます。舌の付け根に気管の入り口があると思ってください。ここに間違って注入すると数秒で死亡します。チューブはソノウまで確実に挿入しないと危険です。


    鶉に投薬
      ↑
ウズラの写真しか今ないのですが、こんなかんじです。
これは餌でなく薬を飲ませているのでシリンジが小さいです。


ヒナが小さいうちは細いチューブ=自転車の虫ゴムを使います。(上の写真はそれです)
    虫ゴム


ヒナが大きくなってくれば観賞魚用のソフトエアチューブでも難なく入ります。
 (シリコンゴム製のものでないと切り口が硬くて食道を傷つけるので注意)

    エアチューブ


注意!いずれにしてもチューブは長くしておく事が重要です。
短いと、もし注入中にスッポ抜けた時、チューブを飲み込んでしまうからです。
ありがちな失敗です。気をつけなくてはなりません。



筆毛が出てきたらケイティエグザクトを固く練り、丸めて団子を作り食べさせます。
    練り餌

鳩はどうも幽門が緩いみたいで、ドロドロの餌だけを食べさせ続けるとゲボッと吐き戻してしまうことがよくあるのです。
この頃にはクチバシも少ししっかりしてるので、ツメでクチバシをこじ開け、大きく開かせて喉の奥に押し込んで食べさせます。コップに水を入れてクチバシを浸けてやれば水は自分で飲めます。


さらに大きくなって筆毛が開いてきたら団子に粒餌を混ぜていきます。
    鳩用団子

「バーディ」という鶏用の餌、これまでの団子にこれを練り混みます。
鶏用の安い餌はヌカのような粉状のものがほとんどで、これはよくないです。
バーディはトウモロコシを砕いたそのままツブツブで入っており、マイロやペレット、ボレーなど、粉がなく粒状の餌であり、うちの鶏はコレじゃなきゃダメというものです。
この画像のように長い形の団子にすれば、結構大きい団子でも飲みます。
ノドの奥に押し込むことがポイントです。浅いと首を振って吐き出します。


※この、団子を作る作業がじつは結構面倒です。
面倒なとき、時間がない時はオウム・インコ用のペレットでもいいです。

しかしそれも必ずしも入手しやすい訳でもないですし
だいたい急を要するときというのは「鳩ヒナを保護」してアセッている時だったりします。
そんなときはホームセンターなどでも買えるキュウカンチョウ用のフード(“Qcyan”とか)でもいいですし
ハムスター用のペレットも使えます。
大粒のと小粒のがあります。


************ちなみに、***********************************************

いちばん最近(2012.12.27)私がやったケースを書いておきます……
孵化後2週間の鳩ヒナがケガしたので保護し、人工給餌で育てることになった。



この大きさまで親に育てられた子なので人工育雛は簡単だ。

これまでいろんなやり方で挿餌をやってきたが、今回の方法は、
小さいシリンジ(今回は3mlサイズ)の、針を付ける側を切り取って……
     ※シリンジは百均のダイソーのもの→参照



これを、小鳥の挿餌用の“育て親”という器具のように使うことにした。


餌は小粒の鳩用飼料。


小粒飼料をお湯に浸けて少しふやかし、
ケイティーエグザクトとお湯を加えて、こんなかんじ↓に練ったものを……


シリンジに突き入れて


“あ〜ん”させて押し出す、と。


最初のうちは親から離したばっかりのため自分から口を開けてはくれなかったが
かといって嫌がりもしないので、お腹いっぱい食べさせることが出来た。


※ほかに、YouTubeから参考動画を拾い集めたのが→『鳩ヒナの人工給餌2』

*******************************************************************

そして、ヒナの羽毛が全部開いて羽ばたき練習しはじめる頃に撒き餌をして自分で餌を
ついばむことを教えていくのですが、撒くのはキビ・アワなどの小粒餌です。
指で突ついて親鳥のかわりにこれが餌だと教えます。
他の大人の鳩を一緒に飼っていればその子に教師役をさせると一人餌になるのが
早いのですが、そうでなければ甘えて一人餌になるのが遅いかもしれません。
餌粒を突っついて遊ぶのですが食べ始めるのはなかなか、ということがよくあります。

もし、保護したヒナを育て上げて外界に帰したい場合は、
餌をしっかり自分で食べられるようにし、しっかり飛べるようにしなければダメです。
餌はいずれは食べれるでしょうが、飛ばすためにはカゴに入れっぱなしではいけません。
私ならこうするかな。この記事参考になるかわかりませんが→助けた鳩のリリース


ところでハトは水を飲むときクチバシを全部、鼻まで水に突っ込んで、
ゴクゴクゴクと吸い上げて一気飲みします。この水の飲み方は鳩独特です。
他の鳥は水をすくって顔を上向け一口飲み、またすくって、というふうにチビチビ飲むでしょう。
吸い上げることはできないのです。
おしまい。



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